修士論文を大学院終了後、ICMPC ( International Conference on Music Perception and Cognition ) の大会が北海道であるということで、大学院1年生の時のゼミの先生に進められてポスター発表をしました ( 当時非常勤で有給休暇がとれず、発表とポスター作成はゼミの先生がしてくださいました )。学部の時のゼミの先生が、何故か私が英語ができると思っていらっしゃって、大学院1年の時のゼミの先生もそう思っていらっしゃって ( 先生方が思っているほど英語できないにもかかわらず )、英語の論文も必死で読みました ( 時折英語ができる韓国人のバイトの先輩に聞いたりしながらでしたが )。国際学会で発表なんて、身の丈に合わないと思ってビビッていましたが、勇気を出せばよかったなと後悔の気持ちもあります。。( 先生、本当にありがとうございます )

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この研究を行った経緯ですが、学部の時の教科書に載っていた研究が最初のきっかけでした。視覚障がい児と健常児がペアを組んで、正しいカードの組み合わせをするゲームをします。一つのカードは点字で、もう一つのカードは絵か字が書いてあります ( うろ覚えですすみません・・・何かの教科書に載っていたのですが出典示せずすみません> < ) 。視覚障がい児は絵 ( もしくは字 ) がわかりません。健常児は点字がわかりません。お互いにできることを活かして協力して正しいペアを作るというのが、とてもいいなと思ったのでした。

学部生の頃から発達症に興味があり、「見えないものをイメージすることの苦手さ」のある子どもたち向けのプログラムが作れたらと思い、この研究を行いました。「リズム遊び」を通して、相手の動きを見てマネすることで相手への興味や観察力が高まり、共感する力が育つのではと考えていました。結果は、自分のポジティブな気持ちへの感受性についてのみ有意差が見られ、思っていた結果とは違いましたが、研究を通して子どもたちと関われたのは楽しかったです。今この研究を振り返るとツッコミどころ満載なのですが、お互いの違いを受け入れ合ってよりよい人間関係を作っていけたらいいなという思いが詰まった研究でした。

ちなみに学部の時は英語の先生のゼミに入っていたので、ウィリアム・ゴールディングの『蠅の王』を読んで「集団規範」「原罪」「性善説と性悪説」などについて書いたような気がします。洋書を読まないといけなかったので大変だったのですが、楽しかったです。
また、先生が褒め上手な先生で、すごく私を褒めてくれて嬉しかったです。小学校1年生の時の担任の先生はとても大好きで、褒めてくれたことが今でも栄養になっているように思います。「褒める」というのはいつまでも心の栄養になり得るんだなぁと思います ( ポスター発表と話がズレてしまいましたが > < )。